基礎物理学研究所 研究会
量子情報の新展開
New Horizon in Quantum Information Science  
-複雑性の極限における普遍的物理の探求-
期間:2014年 3月 23日-25日
場所:京都大学基礎物理学研究所 
湯川記念館 パナソニック国際交流ホール


ーーー【23日】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

受付 9:00〜


            9:50  Opening (藤井)

                  座長: 高橋義朗      

10:00-11:00   中村泰信(1h)「超伝導量子回路技術」

11:15-11:45   大野圭司(30min)「シリコン技術と整合性のある量子ビットとその大規模集積化」

11:45-12:15   根来誠(30min)「大規模分子スピン量子情報処理デバイスの実現に向けて」

     昼食

                  座長: 西野友年      

14:00-14:30   押川正毅(30min)「非自明な空間上のエンタングルメントエントロピーと最小エントロピー状態」

14:30-15:00   桑原知剛(30min)”Complexity of gapped ground states in general k-local Hamiltonians”

15:00-15:30   齋藤30min)「時間依存密度行列繰込群による量子計算機のシミュレーションの実際」

     休憩

                  座長:井上純一

16:00-16:45   大関真之(45min)「スピングラスの相転移-量子誤り訂正符号と双対性、そして共形場理論-」

16:45-17:30   関優也(45min)「平均場模型における量子アニーリングの効率化」

17:30-18:00   池田達彦(30min)「孤立量子系における熱力学第二法則」


  懇親会(百万遍周辺を予定)


ーーー【24日】 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

                  座長:引原俊哉      

10:00-11:00   中田芳史(1h)”Hamiltonian complexity theory”


     休憩

                 座長:藤井啓祐     

11:15-11:45   秋笛清石(30min)「非因果的多者間相関」

11:45-12:15   杉山太香典(30min)「精度保証付き量子トモグラフィ」


     昼食

                座長: 大関真之

14:00-15:30  ポスタープレビュー(1h)


                座長: 古川俊輔

15:30-16:15   吉田紅(45min)”Information Storage Capacity of Discrete Spin Systems”

16:15-17:00   三宅章雅(45min)”Symmetry-protected topological ordered phases and their use for quantum information processing”


17:00-           ポスターセッション


ーーー【25日】 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

                  座長:宇佐見康二      

10:00-10:45   田家慎太郎(45min)「冷却イッテルビウム原子を用いて量子多体現象を探る」

10:45-11:30   稲葉謙介(45min)「光格子中のイッテリビウム原子を用いた量子シミュレーション」

11:45-12:15   堀越宗一(30min)「冷却原子実験による核物理へのアプローチ」


     昼食

               座長: 押川正毅

14:00-14:30   Michael Fraser(30min)”Non-equilibrium superfluidity and band-structure engineering in an exciton-polariton condensate”


14:30-15:00   浅井栄大(30min)「超伝導量子メタマテリアルにおける異常電磁場応答の理論」

15:00-15:30   野口篤史(30min)「イオントラップ中の量子トンネル回転子」


     休憩

                 座長: 杉山太香典

16:00-16:30   玉手修平(30min)「量子光学から見た計算複雑性」

16:30-17:00   岡本亮(30min)「光量子回路の大規模化に向けて」


     休憩

                座長: 市川翼

17:10-17:40   佐々木寿彦(30min)「TBA」

17:40-18:10   東浩司(30min)”Quantum repeaters with linear optics”

Closing (根来)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ポスター発表者/タイトルリスト

P-01 市川翼(学習院大理)「受信器の雑音と透過率を取り入れた連続量量子暗号の安全性」

P-02 薄井千春(筑波大学)「量子的なオートマトンの計算理論と物理系」

P-03 大木健太郎(京都大学)「量子系のスムージング問題」

P-04 小川和久(京都大学)「時間反転Hong-Ou-Mandel干渉計を用いた分散消去の古典的実現」

P-05 岡野真之(北海道大学/大阪大学)「量子もつれ光子対による超高分解能量子光コヒーレンストモグラフィに向けて」

P-06 小渕智之(東京工業大学)「スピングラスのゼロ点と量子クエンチダイナミクス」

P-07 尾張正樹  (NTT) “Probing an untouchable environment as a resource for quantum computing”

P-08 香川晃徳(大阪大学)「高偏極化した核スピンを用いた磁気相転移の量子シミュレーションの実現に向けて」

P-09 笠松健一(近畿大学)「冷却原子気体を用いた格子ゲージ理論の量子シミュレーション」

P-10 加藤晃太郎(東京大学)“Operational meaning of entanglement entropy in anyonic systems”

P-11 川崎涼(名古屋大学)「局所ハミルトニアンの冗長性の計算量」

P-12 久野義人(名古屋工業大学)「極低温2成分原子系におけるランダムラビ振動による秩序形成とその応用」

P-13 小林弘和(高知工科大学)「光渦を用いた弱測定による偏光状態の可視化」

P-14 近藤康(近畿大学)「NMRを用いた量子ゼノン効果によるデコヒーレンスの抑制」

P-15 佐久間 大輔(東京理科大学)「微小ジョセフソン接合におけるジョセフソン効果とクーロンブロッケードの競合」

P-16 作道直幸(理化学研究所)「孤立量子系の熱力学エントロピー」

P-17 佐藤貴彦(東京大学)「超伝導磁束量子ビット間のキャパシティブ結合を用いた イジング型相互作用の構成手法」

P-18 白石直人(東京大学)「自律的な測定・フィードバックに関するゆらぎ定理」

P-19 ジレ ジェレミー(沖縄科学技術大)“Stirring a Tonks-Girardeau gas on a ring trap, creation and analysis of non-classical states”

P-20 杉崎研司(大阪市立大学)“Towards Quantum Chemistry by Quantum Computing from the Quantum Chemist's Side”

P-21 須佐友紀(東京工業大学)「弱値増幅における増幅度とガウス関数型プローブの調整」

P-22 鈴木亜弥子(早稲田大学)「CHSH演算子の最大期待値とその状態依存性」

P-23 鈴木淳(電気通信大学)“Separability criterion for multi-partite systems based on SLD Fisher information”

P-24 鈴木泰成(東京大学)「真空場誘起透明化における光子統計と非線形ダイナミクス」

P-25 添田彬仁(東京大学)「未知な量子ゲートの制御化の不可能性」

P-26 高田健太(東京大学/国立情報学研究所)「相互注入を行う縮退パラメトリック発振器系における量子性」

P-27 滝坂透(京都大学)「Gácsの下半計算可能半密度行列について」

P-28 田島裕康(東京大学)「情報処理エネルギーコストとエンタングルメント移動量の関係」

P-29 只木孝太郎(中央大学)「アルゴリズム的情報理論の統計力学的解釈」

P-30 田中陽(北海道大学/大阪大学)「二色量子干渉による超広帯域エネルギー量子もつれ光子対検出」

P-31 田中咲(慶応大学)“The information inequality in postselection on parameter estimation problems”

P-32 田中宗(東京大学)「2次元可解量子系におけるエンタングルメント特性」

P-33 田渕豊(東京大学)「強磁性絶縁体マグノンとマイクロ波共振器の強結合状態の実現」

P-34 檀裕也(松山大学)「量子複雑系の基底エネルギーに関する数理解析」

P-35 富田隆文(京都大学)「マクロな物理量とは何か -量子測定理論からのアプローチ-」

P-36 中郷孝祐(東京大学)「並列断熱ゲートテレポーテーション」

P-37 中嶋慧(筑波大学)「量子断熱ポンプに対するクーロン相互作用の効果:一般化量子マスター方程式による解析」

P-38 中島千尋(東北大学原子分子材料科学高等研究機構)「拡張アンサンブルモンテカルロ法によるJones多項式の計算」

P-39 那須譲治(東京大学)「3次元Kitaev模型における量子スピン液体への有限温度相転移とその磁気状態」

P-40 西野友年(神戸大学)「双曲格子イジング模型のエンタングルメント」

P-41 野田数人(NTT, JST-CREST)「多層Lieb光格子を用いた冷却原子フェルミ気体の磁気秩序の理論的研究」

P-42 引原俊哉(群馬大学)「サイン変形系の量子情報論的操作への応用」

P-43 久富隆佑(東京大学)「光による強磁性体の熱ノイズ測定」

P-44 布田徹(北海道大学)“Convergence Conditions of Mixed States and their von Neumann Entropy in Continuous Quantum Measurements”

P-45 布能謙(東京大学)「量子フィードバック制御下でのゆらぎの定理」

P-46 古川俊輔(東京大学)「結合した朝永・ラッティンジャー流体間のエンタングルメント・スペクトル:梯子系および二次元トポロジカル相への応用」

P-47 増山雄太(東京大学)「超伝導量子ビットを用いたゆらぎの定理の観測に向けて」

P-48 松崎雄一郎(NTT)“Toward to the realization of ultra-strong coupling between superconducting flux qubits and a microwave cavity”

P-49 村下湧音(東京大学)「Lebesgue分解に基づく非平衡等式」

P-50 森田大地(筑波大学)「時間依存ホッピングの影響によるボゾン対の分子的挙動」

P-51 森前智行(群馬大学)「2サーバーブラインド量子計算における安全なエンタングルメント蒸留」

P-52 吉田雅一(同志社大学)「Mutually Unbiased Basis と有限幾何」

P-53 吉原文樹(RIKEN)「ループを共有する2つの磁束量子ビットのエネルギー緩和」

(計53名)



ポスター発表詳細

  1. ポスタープレビューの時間は一人1分半までです.時間厳守よろしくお願いします.

  2. スライドを利用して頂くことも可能です.3月23日までに,以下のアドレス宛にpdfファイルを送付して下さい.

mohzeki<at mark>i.kyoto-u.ac.jp

(ファイル名は ”poster番号.pdf”として下さい.例,P-60の場合,posterP-60.pdf.件名は,”ポスタープレビュースライド提出(量子情報の新展開)”として下さい.)

  1. ポスターサイズはA0まで.

  2. 研究会開催会期を通して貼り出したままにして頂いてかまいません.

(クリックでprogram.pdf

共催:

文部科学省科学研究費補助金・新学術領域研究

量子サイバネティクス

(代表 蔡 兆申 理研・NEC)


最先端研究開発支援プログラム

量子情報処理プロジェクト

(代表 山本喜久 国立情報学研究所・スタンフォード大学)