電子・物理工学特別講義
講師: 藤井 啓祐氏(東京大学)
日程: 9月5日(月) 6日(火) 7日(水)
3日間とも、午前10時30分開始、午後5時終了予定
7日午後3時からコロキウム
場所: 大阪市立大学工学部B棟 B-401
大阪市立大学杉本キャンパスへのアクセス:
http://www.osaka-cu.ac.jp/ja/about/university/access#sugimoto
講義タイトル: 基礎から学ぶ量子コンピュータ
本講義では、近年実験的進展が目覚ましい量子コンピュータに関して、 できるだけ分かりやすく解説し、IBM、Google、Microsoftに代表されるような 巨大IT企業が活発に研究を進める量子コンピュータの最先端を垣間みることを 目指す。講義の最初に、線形代数(特にテンソル積)と量子力学の基礎について 復習し、その後、量子コンピュータはなぜ速いのか、そして、どのようにすれば 量子コンピュータを構成することができるのか、特に量子誤り訂正理論について 解説し、現在の実験的現状について紹介する。また、この量子誤り訂正理論と 他の物理学分野との学際的接点についても時間が許せば解説する。
[導入スライド]
[講義ノート 1][講義ノート 2]
[レポート課題(3問解けばよい)]
参考文献等
[1] M. A. Nielsen and I. L. Chuang, “Quantum Computation and Quantum Information”, Cambridge university press.”(和訳あり、*が付いている項目以外はカバーしています)
[2] スライド「量子計算超入門」(一部を除きだいたい講義内容がカバーされています) [pdf,18.1MB]
[3] スライド「量子計算の基礎」(量子計算基礎のごく一部が含まれています) [pdf,6.7MB]
[4] K. Fujii “Quantum Computation with Topological Codes -From Qubit to Topological Fault-Tolerance-”
SpringerBriefs in Mathematical Physics, Vol. 8 (2015) (arXiv:1504.01444)